ニトリ戦略に学ぶ!?物流業界の今後を考えてみた

こんばんは、ICHIです。

僕は4年程前から物流業に取り組んでおり現在では輸出をメインにしつつ
輸入業の拡大をしており国内外の取引を主に行っています。

輸出にシフトしてから約1年半〜2年で会社の年商としては
約1円億に成長することが出来たのですが利益率の改善と作業効率がネックであり
改善の為に自動化を目指しツール開発や物流の効率化を目指しています。

と、そんなことを考えている最中事務所を借りましたので
カーテンを買いにニトリに行った所なんとニトリは20%も利益率があることが判明。

ユニクロの利益率が10%のなか19.9%もの驚異的な利益率ですが
その秘訣として言われているのがSPA(製造小売業)。

今回はその製造小売業の戦略がどのようなものなのかを解体すると共に
今後ネット業界の物流はどうなるのかを考えてみたいと思います。

ニトリはそもそもなぜここまで高利益率を打ち出せているのか?

日本を代表する衣料ブランドと言えば世界にも展開をしているユニクロ。
ユニクロの利益率は10%にも満たない中利益率20%を誇る巨大ブランド。

それが家具・インテリア・生活雑貨を取り扱う“ニトリ”です。

ニトリは事実上家具・インテリア業界では一人勝ちをしている状況であり
それを作り出すことができているのが既にお馴染みのSPA(製造小売業)という方針です。
(SPAはspeciality store retailer of private label apparelの略)

簡単に言えば“自分でつくったモノを自分で売るから利益率が高い”
という話です。

当然ニトリほどの規模になってくるとニトリブランドとして商品を製造するのには
巨大な設備が必要なのですが本来物流業に存在するはずの問屋を完全に排除することで
設備投資を凌ぐ利益を生み出し29期連続での利益を生み出している訳です。

そもそもこういうモデルのビジネスをしている企業って他にあるの?
と思うかもしれませんが有名所であればしまむらですね。

一方で既にブランドとして世間に認知されている商品を買付けし
その商品を売るビジネスモデルが僕達が日常生活で見る殆どの店舗のモデルです。
(生活で言えば身近なスーパー、大企業で言えばビックカメラなどです)

当然この場合はメーカー → 問屋 → 店舗というように問屋が介入するので
問屋の利益が上乗せされる為利益は削られることになります。

ただ自社で商品を作らなくて良い分そのコストは抑えれる訳ですが、
完全に真逆を行っているのが上記で示したニトリのスタイルということになります。

経済影響をなるべく受けない為替戦略

製造小売業という自社で商品を作り出す為には当然設備が必要ですが
日本よりも安く設備を作れるのであればそこに作らない手はありません。

そこでニトリが進出したのがシンガポール、マレーシア、タイ、中国など7カ国で
現在日本で販売されている商品の80%が海外製造し海外から調達されています。

しかし、
海外進出において非常に大きな影響を受けるのは為替のレートであり
円安1円に傾く毎にニトリでは16億円の損失が出るとも言われています。

1つ製造コストが100円の商品を1ドル100円の時に製造すれば100円ですが、
円安になれば当然作成費用は1円あがれば1円膨らみ101年になり損失になります。

莫大な規模を誇るニトリにコントロール出来ない経営面での苦悩は避ける為
“為替予約”と呼ばれる手法をとることでその損失額を圧倒的に少なくしています。

今日現在の為替でレート約101円になってきているわけですが、
半年前は120円ほどを行き来してきている状態でした。

120円〜101円になれば19円違うわけですが現在は円高なので
商品を海外から輸入しているニトリにとってはかなりの好条件の“はず”です。

しかし、
為替予約は例えば1ドル105円で取引します!というように予約し固定してしますので
もし仮に105円で予約をしても110円になればその分の利益は削られてしまいます。

良いことばかりではないですが円安に進んでも確実に利益を保守する。
という戦略を行い利益を確実に維持している点はさすがの大企業です。

お、値段以上!物流の改善と在庫面積を40%も減少へ

既に何度も登場していますがニトリの高利益の秘訣は
自社で製造した商品を自社で販売する製造小売業と呼ばれるモデルにより
本来介入するはずの問屋を完全排除することにより高利益率を得ています。

しかし、
しまむらなどとの製造小売業と一線を画すのは製造小売業だけではなく
物流をも自社で担当することにより製造物流小売業を行っているという点です。

あなたがある店舗のオーナーで商品を売りたければメーカーと繋がりのある問屋から仕入れ
仕入れる際には運送業者を使用しますし商品が売れて発送が必要であれば
さらに日本の運送業者に頼んで顧客の基まで届けるのが普通です。

ですが、
ニトリは輸入・通関業務や保管、流通などの物流業務をも自社でこなすことで
他会社を使用することにより輸入の際のコストも完全排除したのです。

実際にニトリのオフィシャルサイトにもこのような記述があります。
引用元:http://www.nitori.co.jp/about_us/business_model/

nitori

更に力を入れているのは上記に記載してきた点だけではなく
商品の管理1つにしても一切の無駄がないように工夫があります。

家具・インテリア用品を扱うといえば当然ながら在庫保管が必須ですが
その在庫管理のハード面のみならずソフト面(システム開発)にも力をいれてます。

その中で非常に面白いと思ったが現在取り入れている2種類の機器です。

在庫管理機器“Auto Store”

ダンボール製造機“Box on demand”

この2つの機器はニトリ自身が開発したものではないので、
自社開発した顧客情報を入力すれば伝票まで勝手に自動生成されるシステムと組み合わせたりなど効率化を図ると共にお、値段以上!への徹底的経費コストダウンを追求しています。

安くて良い!お、値段以上は当たり前。その先を見据えることとは

安くて良い商品は今ではどんどんと世の中に溢れてきていて
家具・インテリア業界ではニトリがその先導を切っている事は間違いありません。

ですが、
消費者はとてもワガママであり最初こそ“お、値段以上!”と思ったとしても
徐々にそれが普通になり“お、値段以上”の感動は当然薄れてきてしまいます。

それでも更なる低価格を求めているニトリなのですが
非常に面白く参考になるなと思ったのが付加価値の付け方です。

ニトリのグループ会社に配送・組み立てをニトリは依頼しているのですが
そのグループの代表が述べている言葉が非常に印象的でした。

nitori2

モノを販売するという事だけではなく付加価値をつけつつ
更に利益を上げて皆が喜ぶ仕組みを低価格で実現させる。

この考え方を見た時に今僕が描いているビジョンが完全に明確化し
そして間違っていないんだという確信を持てた気がしました。

その確信とは何か?をPART2でお話します。

→ ニトリ戦略に学ぶ!?物流業界の今後を考えてみた(PART 2)

メルマガ登録

メルマガ登録はコチラ

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ