ドコモが1000億の損失を出した簡単な1つの理由?
- 2015.12.20
- ビジネス
どうもICHIです。
ちょうど4年前のこの時期に僕はアメリカから帰国し、
『自分の人生を自由に生きたい』
その一心で稼ぐ方法を模索し始めた頃でとても懐かしく感じます。
それから4年間表に大きく顔を出さず裏に回り、
ほぼ口コミなどだけでコンサルを行ってきた為、
『知る人ぞ知る存在・・・』
というような存在として活動をしてきました。
1年あればネットビジネスだけで生活できる程の力をつけさせることは可能であり、
2,014年度も38名のコンサル中、21名を独立させました。
(残り17名は現状数十万の利益だが不安な為、副業として継続中)
実際にこの4年間600名以上のコンサルをしてわかったこと・・・
それはビジネスというものをかなり難しく捉えているという事です。
正しくは、
【僕達の私生活の中で溢れる情報を正しく捉える為の基礎知識が不足している】
という状況です。
いまや欲しい情報を簡単に手に入れることは出来ますが、
それをどのように判断し、処理するのかは僕達次第です。
つまり、
同じ情報を取得しても
【読み取る力がある人とない人】では、
全く見ている世界が違うということです。
そこで、僕はビジネスはとてもおもしろいものであり、
【私生活の中でこういう視点を身につけると面白いですよ!】
ということをお伝えしていきたいと思っています。
では、
今回は第一段として
【ドコモが1000億の損失を出した簡単な1つの理由】
に関してお話していきたいと思います。
ドコモは2012年4月より、
スマートフォンを使用して動画を見れるサービスである
『NOTTV』というサービスを開始しました。
開始以来ずっと赤字であり、
いよいよ2016年の6月でのサービス終了が決定しました。
4年間での損失額は約1000億に登る見込みですが・・・
超大企業であるDOCOMOでさえも簡単なミスをする
ということが露呈したニュースでもありました。
問題点としては、
地域による視聴制限や、月額制への抵抗などありましたが
NOTTVがhuluなどの似たような有料動画サイトに勝つための
『次の一手』がなかったことだと思います。
HULUなどは好きな映画が新作も旧作も月額980円で見放題であり、
NOTTVとは違いドコモ以外の携帯やゲーム機、タブレット、パソコン
からの視聴を可能に幅広いユーザーをターゲットにしています。
しかし、
HULUの本当の目的は月額課金での報酬のみではなく
スポンサーをつけることによる勢力拡大だと思っています。
よくテレビを見ていると
『この番組はご覧のスポンサーでお送り致します』
という文字と一緒に企業名が出てきます。
その企業が広告費としてテレビ局に払っているからこそ
テレビは収益を得ることができ、僕達は無料で見れるわけです。
視聴率を気にしているのは、企業が広告費を払っているのに
それに見合っているだけの数の人が企業CMを見ないからですね。
そうすればテレビに広告を出す企業は減ってしまい、
TV局は運営をするのにとても苦戦することになります。
そこでHULUの話にもどりますが、
HULUの強みは9000本以上の映画を月額980円で見放題。
NOTTVとは違いドコモ以外の会社でも見ることができるだけなく、
ゲーム機、タブレット、パソコンで視聴も可能なのです。
幅広い層を顧客として取り込むことに成功し、
順調に会員数を伸ばし会員数は900万人まで到達し有料会員は600万人を超えました。
ここまで会員数がいれば1回広告を打てば数百万人が見るわけなので
企業もこぞって参入してきたくなるはずよね。
その証拠として、
HULUは日テレと協力してゴールデンタイムである21時に
ドラマを共同制作しました。
もちろんテレビで放送した直後からはHULUで見れるようになります。
テレビと組めばネットと実生活の両方に参入することが可能になり、
テレビをも上回る勢力を身につける可能性があるわけです。
HULUは
会員を増やす
↓
広告を打ちたい企業が増える
↓
影響力が更に拡大
↓
テレビ局とコラボ
↓
テレビ界にも勢力を伸ばす
↓
テレビにとって変わる媒体へ・・・
というステップのもと動いていると思います。
そのような先の展開がこのNOTTVには見られず、
ステップが明確ではなく終了を迎えた・・・。
ということだと思っています。
実際の私生活でサッカーの試合に出るのに、
道具を買う→練習する→試合に望む→勝つ
というステップを踏みますよね。
ゴールを決めてそのステップを踏んでいく・・・
私生活では当たり前に無意識でできていることが
ビジネスの世界では大企業でさえも忘れてしまう。
それがビジネスの面白く奥深いところでもあるのです。
こうして見ると日々見ていることが、
何故こうなったの?
という視点でみることができるはずです。
是非毎日のニュースなど、
何故?という視点で見てみてください。
その視点を養う為の手助けとなるような情報を
どんどん公開していきますので是非楽しみにして頂ければと思います。
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