TKO木下の炎上に学ぶ『場』の理論
- 2020.04.25
- ビジネス
こんばんは、ICHIです。
TKO木下がYouTubeを開始して、
低評価が10万以上入る低評価祭りになってるみたいですね。
まぁ後輩をイジメたこととか、
テレビで本人が認めたみたいなので因果応報と言えばそうです。
別に養護する気はありません。
が、低評価を入れている人たちの、
どれくらいの人がこの人が何をしたかを知ってるのでしょう。
きっと低評価入れた10万人を集めて、
『TKOの木下の何をしたことが気に食わなくて低評価入れたましたか?』
って聞いたら、
なんかイジメたって聞いたからとか、
低評価が多かったしコメント欄見たら、
悪いことしたのがわかったので低評価を押したとか、
そんな所だと思うんですよね。
要するに、一次情報を見て判断せず、
『その場の雰囲気』に従っているということです。
つまり、『自分の意思』ではなく、
その『場』にふさわしい行動をとっているのです。
小学校とかで多数決を取る時に、
皆が手を上げてたら、それを見て自分も手を上げたりするわけです。
あれと一緒で集団心理が働いて、
その集団心理に『自分の思考を同調させる』わけです。
これはよく考えたらそうで、
超高級レストランにスウェットでは行かないし、来る人だって殆どいなわけです。
それは、
その『場』にふさわしい格好、振る舞いをすべきだ。
という意識が自動で働くからです。
要するに思考してるのではなく、場によって作られた雰囲気に同調しよう!
という意識が働くのです。
こうなると厄介です。
その『場』を固定させる働きが出るからです。
TKO木下の動画が出た瞬間に、
とてつもない低評価の数がついたわけで、これによって、
『TKO木下は悪』
という『場』の初期設定が出来上がるのです。
まだ初期設定段階なので、
確固たる『TKO木下は悪』という地位が築かれている訳じゃありません。
ただ、この場に人が集まってくると、
動画を見る前に低評価を見た人は、まずこう思います。
あ、この人の動画めっちゃ低評価多い。
ってことは、なんか悪いことしたか、または動画がゴミかどっちかだな。
という先入観で見るのです。
こうなると動画を楽しむのではなく、
『粗探し』をしながら見るようになり、コメント欄も粗探しで埋め尽くされます。
そして、また次に動画を見た人も、
コメント欄と低評価を見て、コイツは糞だ!低評価だ!粗探しだ!
という前提で動画を見て、
どんどんその場が荒れていった結果、
『TKO木下は悪である』
という確固たる不名誉な地位が確立するのです。
これは前に話したお金も同じですね。
お金は価値があるという、
『場』が国によって初期設定された上で、
僕達がお金は価値があるんだ!
と共同幻想を抱くことによって、本当にお金に価値が宿る社会。
つまり、『場』が作られるのです。
初期設定条件に皆がしたがって、
共同幻想を抱くことで、その場が本当にそうなっていく・・・
これが『場の理論』です。
ということは逆にですね、
TKO木下の動画がめちゃくちゃ面白くて、
しかもコメント欄も面白い!待ってました!
猛省してるの顔から伝わるよ!
ネタは面白いんだから頑張ってねこれから!
というコメントで溢れた場合、
これは『TKO木下は面白い、反省した』という場が初期設定となるのです。
こうなったら、来る人来る人が、
その場に同調するように行動するわけで、違った結果になっていたと思います。
まぁ結果論なので、
後からだとなんとでも言えると思うんですが、
タイミング的に今じゃなくて、
もっと遠回りして、反省してます的な雰囲気を作って、
または慈善活動とかをして、
改心してますというのが世間に少しずつ勝手にSNSで拡散されて広がって・・・
確固たるファンを味方にして、
その上でyoutubeを始めるべきだったなとは思います。
良くも悪くも、その場を強固にしていくのは人の言動、振る舞いであり、
だからこそ、
コミュニティは大きな力を持って動けるのです。
イメージで言えば、その場に参加する人が増えれば増えるほど、
竜巻がデカくなる感じで、
より人を飲み込んでいく(影響を与える)スピードも早くなるのです。
だから、コミュニティは力を持つのであって(巨大な竜巻を皆で起こして影響力を持てるから)
僕も皆でコミュニティを作っていく。
ということを掲げていますし、
これからの時代を担うのは、
間違いなくロケット鉛筆式の柔軟なコミュニティを作ることが出来る人です。
またはそこに所属することで、
柔軟に環境に対応しつつ歩める人でもあります。
(まだ読んでない方は、
ロケット鉛筆式、次世代コミュニティというタイトルのメルマガを見て下さい。)
僕は企画を打つ時に、
『月収100万稼ぎましょう!』
みたいな打ち出し方をしていません。
これをしてしまうと、
確かに売り上げは最大化するかもしれませんが。
稼ぐことを目的とした人が集まる場。
もっと言えばノウハウを知りたい人が集まる場が形成されるのです。
このテレビ欲しい人、来て下さいー!
って集まるのはコミュニティではなく、グループです。
同じ志を持ち、その目的に向かって
一緒に歩んでいく上で、皆で紡いでいくストーリーを作る。
これがコミュニティです。
だから稼ぐことではなくて、
影響力を皆でつけていきましょう!ということを目的とする場。
を作って僕は企画を作ってるのです。
これはこれまでもそうですし、これからもそうです。
あくまで稼ぐのは
影響力を付ける目的に向かう通り道に、稼ぐという手段があるってスタイルにしてるのです。
だから同じ志を持つ人が集まるし、
コミュニティが出来るし、その人達が稼いで、より影響力を皆で付けていこう!
そう歩んでくれることで、
どんどん一体感が生まれコミュニティが強固になるのです。
そして、長期的に見れば、
こっちの方が全体的に創り出す売り上げは莫大に膨れ上がります。
今は、お金を払う。
という時代じゃもうないですからね。
『託す』時代なのです。
ここはまた話しますが、託す為にはコミュニティが必要なのです。
これを理解していると、
今後も相当売り上げは伸ばしていけますよ。
結局どのビジネスも結局は、
どういう場の初期設定にするかによって全てが決まります。
コンセプトって、
まさに場の理論ですからね。
全てにおいて場の理論は当てはまるので、
何を見ても、これはどういう『場』が提供されてるのかな?
と考えるとより、
ビジネスセンスは上がっていくと思いますよ!
それでは今日はこのへんで!
ICHI
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